納骨堂とご納骨の方法

納骨堂の魅力はなに?納骨堂にはどんな種類があるの?

納骨堂選びのポイントは?納骨堂では、どんな風にお骨を納めるの?などなど。

納骨堂について分かりやすくまとめました。ぜひご参考にされてくださいね。


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【納骨堂の魅力】

■納骨堂のメリットは?

①お墓と比べると、比較的安価で購入できます。

 

墓石を建てる必要がないため、お墓より比較的安価なところが多いようです。価格は全国平均で、一仏様用が50万円ほど、ご家族用が100~200万円ほどと言われています。

また同じ納骨堂のなかでも納骨壇の大きさやデザイン、場所などによって価格が異なります。

詳しくはお寺や霊園など、納骨堂の管理者にお訪ねください。

 

②季節・気候に関わらず、お参りが出来ます。

 

屋内型の納骨堂の場合、気候・天気に関わらずいつでも気楽にお参りをすることができます。ですから、豪雪地帯などでは納骨堂を利用する方が多いようです。

また屋外型であっても、ご遺骨は天候などに影響されない場所に安置されていますので安心です。

 

③掃除や手入れの手間がかかりません。

 

少子高齢化が進む今、頻繁にお墓掃除に行くことが出来ない場合も多いため、お墓の管理が難しくなっています。しかし納骨堂であれば、堂内の清掃・管理は基本的に霊園やお寺が行いますので、お墓のように周囲が荒れる心配がなく、草むしりやお掃除の手間がかからないことも魅力の一つです。

 

 

 

④遺骨の引越し(改葬)も比較的楽にできます。

 

引越などで遺骨を移動しなければいけない事態になることもあります。そんな際納骨堂であれば“お墓じまい”なども必要なく、比較的楽に改葬をすることができます。※自治体などの手続きはお墓と同じです。

 

 

 

そのほかにもこんな魅力が…!

 

⑤エレベーターやバリアフリーなどの設備が整った、高齢者でもお参りしやすい納骨堂も増えています。

 

⑥遺骨を守る後継者がいなくなった場合、永代供養をしてくれるところもあります。

 

⑦お寺の納骨堂の場合、日常の供養やお彼岸、お盆などの法要を行ってくれるところもあります。

 

■納骨堂を購入する際の注意点などはありますか?

お寺の納骨堂を購入する場合、檀家になることを条件としているところも少なくありません。

また管理費だけでなく、護持会費、契約時の保証料などが必要となる場合もありますので、あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

※清谷寺の「霊應塔」は檀家になる必要がなく、購入後の管理費なども一切かかりません。

 


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【失敗のない納骨堂選びのポイントはこれ!】

■その納骨堂はお参りがしやすい場所にありますか?

 

ひんぱんにお参りしたい方は、自宅の近くにある納骨堂か、交通アクセスが良い場所にある納骨堂を選んだ方が良いでしょう。

「少しくらい遠くても足腰は強いから」と思っていても、年を重ねるとお墓参りが負担になってしまう場合もあります。

長期的な視点で、お参りのしやすい納骨堂を選びましょう。

 

逆にお墓の後継者がいない永代供養の場合は、価格や周辺環境優先でも良いでしょう。

 

■ご供養の宗旨宗派は確認しましたか?

 

霊園などの納骨堂は宗旨宗派を問うことはあまりありませんが、お寺の納骨堂の場合は決まった宗旨宗派でなければ購入できない場合も少なくありません。また、宗旨宗派を問わない場合でも、法要はそのお寺の宗旨宗派にのっとって行なわれますので、こだわりがある方はあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

 

■その納骨堂には何仏様まで収納できますか?

 

納骨堂は、納骨壇の大きさによってご納骨できる数があらかじめ設定されています。一名様用からご家族やご先祖様・子孫まで収容できるサイズのものまであり、一般に人数が増えるほど高額になります。収容したいお骨は何仏様なのか、将来何仏様のご遺骨を収容する予定なのか、ご家族で話し合ってから選びましょう。

 

■永代供養の場合、何年後に合祀されるか確認しましょう。

 

永代供養付きの納骨堂の場合、その大半が数年間の個別安置期間を経た後に骨壺からお骨を出し、他の方のご遺骨と一緒に埋葬する「合祀墓」などに移されます。個別安置期間が無くすぐに合祀するところから、個別安置期間が3年、7年、13年、33年のところまで施設によってまちまちですので、購入前に確認しておきましょう。

※清谷寺「霊應塔」はずっと合祀をせず、個別安置のまま丁寧にご供養いたします。

 

■必ず現地を見学に行きましょう。

 

「ホームページを見たらすごく良かった!無くなったら困るので、電話をしてそのまま購入しようかな」という方。ちょっとお待ちください。実際に行ってみると「ホームページの印象と違っていた」「意外に遠かった」と感じることも少なくありません。ご購入前にぜひ一度はご見学をされてください。

見学の際は、建物や納骨壇のほか「供養はどのように行われているのか」「ご住職の人柄はどうか。」「親切に相談にのってもらえるのか」「金額面は明朗か」なども確認しましょう。


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【納骨堂の種類と納骨方法】

納骨堂には「屋内型」と「屋外型」があります。それぞれのタイプの特徴について簡単にまとめてみましたので、ぜひご参考にされてください。

屋内型 屋外型
 お寺や霊園等に造られた建物の中に納骨壇が設置されています。

主に次のようなタイプがあります。

 

●ロッカー型

ロッカー型の納骨スペースが集合しているタイプで、

骨壺を個別のスペースに収納することができます。

 

●仏壇型

それぞれの納骨スペースに仏壇やお位牌を置く場所が設けられたタイプです。

一般的に「納骨堂」というとこのタイプを思い浮かべる方が多いようです。

 

●棚式

棚に骨壺を整然と並べて収納するスタイルです。棚に骨壺を並べて置くタイプや仕切りを設けたものもあります。

 

●自動搬送式

ICカードなどをかざすと、目の前で自動でご遺骨を収納した参拝ブースが搬送されます。

土地が不足している都心部などで人気のタイプです。

 

 ●屋外型納骨壇

屋外に設置された納骨壇で、ロッカー型の納骨壇に個別に納骨します。外にあるため、お墓と同じように気軽にお参りすることができます。

 

●永代供養塔型

シンボルモニュメントなどを建てた施設の中にご遺骨を安置します。永代供養タイプの納骨堂が多く、合同の祭壇に献花・お参りをします。

■霊應塔はご遺骨を個別にお納めし、ずっと合祀しないで丁寧にご供養をする永代供養の納骨堂です!